Correlates of periodic limb movements of sleep in the pediatric population.
Pediatr Neurol. 2008 Jul;39(1):33-9.
小児における睡眠時周期的四肢運動の関連要因についての論文です。睡眠時周期的四肢運動は小児においては臨床的に過少診断されている。ポリソムノグラフィーは最も正確な診断検査である。小児のポリソムノグフラフィーに関する情報は乏しく、今回ポリソムノグラフィーを用いて睡眠時周期的四肢運動の有病率や関連要因について評価してみた。睡眠時周期的四肢運動は982回ポリソムノグラフィーを施行したところ77人に認められた。有病率が7.8%で男子のほうが多かった(47男児:30女児)。平均年齢は9.4歳(+/- 4.2)で、BMIは24.1(+/- 12.3)であった。平均睡眠時間は395.4分(+/- 73.4)であり、REM睡眠は16.6%(+/- 6.7%)、深睡眠は22%(+/- 10%)であった。睡眠効率は93.8(+/- 9.83)で、睡眠時周期的四肢運動指数は9.78(+/-7.9)で覚醒時の周期的四肢運動は4.5(+/- 8.4)であり、覚醒指数は27.8( +/- 12.4)、呼気終末二酸化炭素濃度は48.9 +/- 10.5 mm Hgであった。合併症として77人中睡眠時無呼吸は36人(46.8%)ADHDは10人 (13%)、片頭痛は7人 (9.1%)、けいれんも7人 (9.1%)、自閉症関連疾患は、 5人 (6.5%)、ナルコレプシーは7人 (9.1%)であった。血清フェリチンは29人で減少していた(平均26.1 mug/L) 。今後の研究ではポリソムノグラフィーで見つけた小児の偶発的な睡眠時周期的四肢運動の意味を明らかにすることである。
調べたところによると足むずむず病は有名ですが、今回の睡眠時周期的四肢運動(PLMS)は、睡眠時に親指、足関節の背屈運動であり、周期的 (規則的) におこる不随意運動です。足むずむず病は入眠前)の疾患に対し、PLMSは入眠後の疾患です。浅いノンレム睡眠で起りやすく、深いノンレム睡眠やREM睡眠では殆どみられません。PLMSは中途覚醒の原因となるが、中途覚醒が少なければ日中傾眠の原因にはなりません。夜間後半から早朝にかけて軽減ないし消失し、カフェインや疲れで増悪します。nasal CPAPによる睡眠時無呼吸の治療開始後、無呼吸が減少したにも関らず、不眠や過眠が改善しない時には、 PLMSの出現や増悪が原因かもしれません。この時はPLMDの治療をします。ランドセンなどが効くそうです。
periodic limb movement index(/hour)=number of PLMS per hour of sleep=total number of PLMS / (TST(min)/60min) ; greater than 5 is considered pathologic; 5 to 24 mild, 25 to 49 moderete, ≧ 50 severe
arousal:覚醒
最近のコメント