ADHDと境界型人格障害の思春期女児の喫煙におけるメチルフェニデート治療の影響
Influence of methylphenidate treatment on smoking behavior in adolescent girls with attention-deficit/hyperactivity and borderline personality disorders.
Clin Neuropharmacol. 2009 Sep-Oct;32(5):239-42.
ADHDと境界型人格障害の思春期女児の喫煙におけるメチルフェニデート治療の影響の論文です。喫煙とニコチン依存はADHDの小児人口の中で広く流行っている。今ADHDと境界型人格障害(ADHD/BPD)を持つ思春期女児の喫煙におけるメチルフェニデート(MPH)治療の影響を評価した。14-19歳の12人のADHD/BPDの思春期女性スモーカーが、MPHにより8週間治療をうけた。ADHDの重症度はADHD-RSにより評価し、喫煙行動はFagerstorm Test for Nicotine Dependence(FTND)により評価した。ADHD症状はかなりの改善を認めた(ADHD-RSで治療前が平均33.1標準偏差6.8に対し、治療後は平均19.9 標準偏差6.8でtが6.875, dfが11, Pが0.0001であった。FTHDでの評価でも低下を認めており、治療前で平均4.1標準偏差2.6に対し、治療後は平均2.0で標準偏差1.9, tは4.056, dfは11, Pは0.0019であった。MPH治療後のおけるADHD-RSとFTNDの変化率には大きな相関は認めなかった(r = 0.09935, P = 0.7587)。結論としてメチルフェニデートはADHD/BPDの思春期女児スモーカーにおける喫煙行動を弱める働きがあるといえる。


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