CLN8の新規変異には後期発症乳児神経セロイドリポフスチノーシスの臨床的、民族的多様性がある
Novel CLN8 mutations confirm the clinical and ethnic diversity of late infantile neuronal ceroid lipofuscinosis.
Clin Genet. 2009 Oct 6.
CLN8の新規変異には後期発症乳児神経セロイドリポフスチノーシスの臨床的、民族的多様性があるという論文です。神経セロイドリポフスチノーシス(NCLs)は遺伝性ライソゾーム蓄積病の一つで、小児期発症の神経変性疾患の一つである。これまで10のNCL分類が知られており、自己染色性の蓄積物、発症年齢、臨床症状によって分けられていた。CLN8は最初、フィンランド人で進行性のてんかんと精神遅滞と呈する後期発症型の原因遺伝子として同定された。その後、CLN8変異はトルコ、イスラエル、イタリアの患者でも見つかり、より進行性の視力低下、てんかん、失調、精神遅滞を呈した。今回ドイツ(c.611G> T)とパキスタン (c.709G> A)人でCLN8の新規変異を見つけたので報告する。これによりCLN8の多様性は多くの民族で起きているというこれまでの考えを裏付けるものであった。今までのところ、CLN遺伝子の大欠失はCLN3遺伝子のみで報告がある。今回、CLN8の大欠失c.544-2566_590del2613をトルコ人家族でみつけ、若干他のものより重症の表現形を呈した。これにより後期乳児型NCLの臨床症状と特徴的な封入体を持つ患者では、民族にかかわらず、CLN8の変異スクリーニングをすべきであると思われた。


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