小児欠神発作におけるバルプロ酸耐性の危険因子
Risk factors for valproic acid resistance in childhood absence epilepsy.
Seizure. 2009 Oct 15.
小児欠神発作におけるバルプロ酸耐性の危険因子についての論文です。バルプロ酸は小児欠神発作の75%に有効とされる。このスタディの目的は新規に診断された小児欠神てんかん(CAE)に対するVPAの反応と関連した臨床的、社会的な因子を見つけ、これらの因子が長期の発作抑制に影響を与えているかどうかみることである。180人のCAEの小児の医療カルテを後方視的にまとめた。臨床的、脳波的、画像的所見から完全なバルプロ酸による発作抑制と長期のてんかん予後との関係をしらべた。バルプロ酸が効かなかったことに関連する因子を個々に、多変量解析にて同定した。バルプロ酸治療は112人で成功した。バルプロ酸に反応しなかった小児は、全身性の強直間代痙攣GTCSを呈しており、52.9%が治療前発作が日に10回以上認めた。またバルプロ酸に反応しなかった群に対して、反応した群は診断時年齢が高かった。長期発作抑制は、GTCSの存在、初期治療がうまくいかなかったこと、発作コントロールに多剤が必要なことと関連した。結論として、今回のスタディにより臨床発作型はバルプロ酸に対する反応と関連していることがわかった。新規に診断された欠神てんかんの小児の家族への説明の際にこのことは考慮に入れるべきである。


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