メチルマロン酸血症と、プロピオン酸血症の患者では肝、腎、心、骨格筋での酸化的リン酸化酵素活性が多数欠損しているという
Multiple OXPHOS Deficiency in the Liver, Kidney, Heart, and Skeletal Muscle of Patients With Methylmalonic Aciduria and Propionic Aciduria
Pediatric Research: July 2009 - Volume 66 - Issue 1 - pp 91-95
メチルマロン酸血症と、プロピオン酸血症の患者では肝、腎、心、骨格筋での酸化的リン酸化酵素活性が多数欠損しているという論文です。今回、多臓器に合併症をもつ有機酸血症の6人の患者の組織における呼吸鎖、TCA回路酵素活性、酸化ストレスを調べ、さらなる合併症におけるミトコンドリアの酸化的リン酸化異常の役割を調べた。2人がプロピオン酸血症で、重度の心筋症を呈し、4人がメチルマロン血症で、うち神経障害が3人で、腎障害が2人で合併していた。今回、患者の組織から呼吸鎖とTCA回路酵素活性を測定し、線維芽細胞における酸化代謝を測定した。いくつかの呼吸鎖欠損がメチルマロン酸血症と、プロピオン酸血症の患者組織で見つかった。測定したところTCA回路酵素活性は正常であった。2人で解毒活性と同様に活性酸素は減少していた。結論として重篤な合併症を呈する有機酸血症の6人の組織でミトコンドリアの機能障害が見つかった。活性酸素産生や解毒は線維芽細胞で減少していた。今回の結果は、有機酸血症における後期多臓器合併症への進展における2次的な臓器不全に影響を及ぼしているということを示していると思われた。


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