水痘ウイルス(VZV)の晩期再活性化による重症髄膜脳炎
Severe Meningoencephalitis Due to Late Reactivation of Varicella-Zoster Virus in an Immunocompetent Child.
J Child Neurol. 2009 Jun 3.
水痘ウイルス(VZV)の晩期再活性化による重症髄膜脳炎についての論文です。繰り返す潜伏VZVの再活性化は、脳炎、脊髄炎、脳梗塞、髄膜炎などのウイルス性神経合併症を引き起こす。主に年長児で免疫不全の患者に良くおき、小児ではとても希である。今回水痘から10年後、帯状疱疹から4年後にVZVの再活性化による髄膜脳炎を呈した14歳の女児を報告する。水痘に特徴的な皮疹はなかった。VZVのDNAは脳脊髄液中から検出され、MRIでは脳の微小血管炎を呈した。アシクロビルによる治療と高用量mPSLでほぼ完全に神経的な回復が得られた。希であるがVZVは再活性化し、免疫的に問題のない小児にさえも重症の中枢神経病変を引き起こす。典型的な皮疹が出ないため、診断は強く疑うかどうかにかかっている。MRIでの典型的な所見と髄液中のVZV DNAの存在が正確な診断のキー所見となる。


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