妊婦のコルチゾールレベルの上昇と小児のIQの低下との関係
Elevated maternal cortisol levels during pregnancy are associated
with reduced childhood IQ.
Int J Epidemiol. 2009 May 7.
妊婦のコルチゾールレベルの上昇と小児のIQの低下との関係についての論文です。動物モデルでは母体のコルチゾールレベルとその子供たちの行動には因果関係があると推測されているが、人では結論が出ていない。今回、妊娠後期における母体コルチゾールと小児のIQの関係を、本人と兄弟について調べてみた。collaborative
Perinatal プロジェクトのメンバーである832人の小児が研究に参加した。1959年から1966年に妊娠後期の集めた母体血清からフリーコルチゾールを分析した。7才時点におけるWICSのVIQ、PIQ、全IQと母親のコルチゾールとの関係を調べた。妊娠経過と家族特性を合致させた。74人の同胞についても同じ調査をした。母のコルチゾールレベルは、全IQ、特に言語IQと負の相関を示した。コルチゾールが一番低い母と比べて、最も高い母から生まれた児の言語IQは3.83低かった(95%信頼区間ー6.44~ー1.22)。兄弟のうち、コルチゾールの最も高い母から生まれた児は他のものに比べ、言語IQは5.5ポイントも低かった。この所見により人も動物も胎内で高コルチゾールにさらされると、出生後の環境に関わらず子供の認知機能に影響をすることが示唆された。


毎日小児神経の論文を読まれているのは、とても素晴らしい試みだと思います。
凄いモチュべーションですね。
尊敬します。頑張って下さい。
自分も見習って頑張ります。
小児神経を志し、5年目の医者です。
投稿: red | 2009年5月25日 (月) 22時56分
ありがとうございます。いつもいつも拙い英語で、すいません。なんとか継続しております。明後日から総会ですね。インフルエンザに気をつけて頑張りましょう。
投稿: asumomo | 2009年5月26日 (火) 00時57分