最近のトラックバック

« L2ヒドロキシグルタル酸尿症と脳腫瘍 | トップページ | T8993C変異によるリー脳症 »

2008年12月 3日 (水)

トゥーレット症候群の知識不足と診断の遅れ

Limited Knowledge of Tourette Syndrome Causes Delay in Diagnosis
Neuropediatrics 2008; 39: 101-105

 トゥーレット症候群の知識不足と診断の遅れについての論文です。トゥーレット症候群(TS)はチックとADHDや強迫性障害のような他の症候を合併する疾患として知られている。主症状はチックであるが、発症はたいてい学童期である。TSの早期診断は患者に早期援助を行うために重要である。TSの314人について診断について検討してみた。発症の平均年齢は3歳で、40.1%でチックが主な主症状となっていた。中にはADHDや強迫行動、行動異常のような症状が先に出ているものもいた。チック自体の平均発症年齢は5.5歳であった。もしTSがチック以前に随伴症状を伴うなら、その平均発症年齢はもっと若くなる(0-3.5歳)。診断時の平均年齢は8.9歳であった。主症状が現れてから診断までの平均年数は5.3年で、チック発症の場合は2.8年であった。世間にも専門科にもTSの自然史の知識がなく、そのため診断と必要な治療の開始が遅れる。

« L2ヒドロキシグルタル酸尿症と脳腫瘍 | トップページ | T8993C変異によるリー脳症 »

小児精神」カテゴリの記事

コメント

トゥーレット障害が男性に多いのは何故なのか。汚言を含む音声チックは長引くのか知りたい。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1088542/25880636

この記事へのトラックバック一覧です: トゥーレット症候群の知識不足と診断の遅れ:

« L2ヒドロキシグルタル酸尿症と脳腫瘍 | トップページ | T8993C変異によるリー脳症 »