HUSの中枢神経合併症の危険因子
Risk factors for neurological complications in complete hemolytic uremic syndrome caused by Escherichia coli O157
Pediatrics International 6 Oct 2008
O157によるHUSの中枢神経合併症の危険因子についての論文です。この研究の目的は1996年に流行したO157H7によるHUSに伴う脳症の予測因子を調べることである。182人のうち71人がHUSを呈し、12人が中枢神経系の合併症を呈した。症状や身体所見、検査データを単変量と多変量解析を用いて分析した。年齢と性をあわせたあと、ロジスティック回帰したところ血便(オッズ比7.39)、たんぱく尿(オッズ比6.16)、血尿(オッズ比8.31)、顔面蒼白(オッズ比10.7)のような徴候がHUSを予測するのに有用であった。また感染時に血液白血球12000より高値(オッズ比10.0)、CRP1.5より高値(オッズ比7.39)が予測因子として有用であった。HUS患者で神経合併症を予測するのに、日平均LDH1200↑/日(オッズ比26.3)とCre0.5↑/日(オッズ比12)の上昇は多変量解析で有用だとわかった。HUSに伴う神経合併症を予測する臨床因子は存在する。
LDHとCreの上昇が激しいと中枢神経系に異常を来たすことがあるのですね。今後は注意してみていきます。
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